介護施設の選び方 ~安心できる施設を見つけるコツ~
- firstcare1
- 1月15日
- 読了時間: 6分

はじめに
介護を続けていると、どうしても「自宅でのケアに限界を感じてきた」「もっと安心できる環境で暮らしてほしい」と思う瞬間が訪れます。
そんなときに浮かぶ選択肢の一つが、介護施設です。
しかし、いざ調べてみると施設にはいろいろな種類があり、サービス内容も料金体系もさまざま。
初めて検討する家族にとっては「何から始めればいいの?」と戸惑うのも当然です。
この記事では、家族が納得して安心できる施設を見つけるためのコツを、一つひとつ整理していきます。
1. 施設の種類を正しく理解する
介護施設とひと口にいっても、役割や対象となる人は大きく異なります。
ここでは、代表的な種類とその概要をご紹介します。
特別養護老人ホーム よく耳にする「特養」とはこの施設のことを指します。介護度が高く、常に見守りや介助が必要な方が対象。費用は比較的抑えられますが、人気が高いため入居待ちが長くなることも多いです。
介護老人保健施設 医療とリハビリを重視し、在宅復帰を目指す中期利用の施設。数ヶ月〜1年程度が一般的です。退院後のリハビリや次の生活の場を探す「つなぎ」として利用されるケースもあります。
有料老人ホーム 民間運営で、生活支援から介護、医療連携まで施設ごとに特色が大きく異なります。設備やサービスが充実している分、費用も幅広いので比較検討が重要です。
サービス付き高齢者向け住宅 「住まい」としての性質が強く、自立した生活を基本にしながら必要に応じて外部の介護サービスを利用するスタイル。プライバシーを保ちながら安心できる環境を整えやすい点が魅力です。
それぞれの施設の特徴を理解することが、失敗しない選び方の第一歩です。
2. 費用の見通しをしっかり立てる
施設選びで最も気になるのは「お金」のこと。
入居後に「思っていたより負担が大きい」と感じてしまうと、本人も家族も不安になってしまいます。
確認しておきたいポイントは次の通りです。
入居一時金の有無と金額
月額費用の内訳(家賃・食費・介護サービス料など)
介護保険でカバーできる範囲と自己負担額
長期的に見た場合、家計にどのくらい影響するか
短期間なら支払える額でも、数年単位で続くと負担が大きくなることがあります。
無理のない費用計画を立てることが安心につながります。
3. 立地・アクセスの良さは意外と大切
どんなにサービスが整っていても、家族が訪ねにくい場所では不便さを感じやすいものです。
自宅からの距離や通いやすさ
公共交通機関や車でのアクセスのしやすさ
他の家族(兄弟姉妹など)も訪問しやすいかどうか
面会のしやすさは、本人にとっても心の支えになります。
また、衣類の補充や衣替えなどで、思った以上に施設に足を運ぶ必要があります。
そのため、無理なく通える距離を重視すると、家族の安心感も増します。
4. 実際に見学して「雰囲気」を確認する
パンフレットやホームページの情報だけでは分からないのが、施設の「空気感」です。
見学時にチェックしたいのは、
入居者が穏やかに過ごしているか
職員が忙しい中でも声をかけたり笑顔を見せているか
共用スペースやトイレの清潔さ
食堂や居室が明るく居心地よい雰囲気か
こうした細やかな部分から、その施設がどんな日常を大切にしているかを感じ取ることができます。
5. 医療体制や介護体制を確認する
持病がある場合や、将来的に介護度が高くなる可能性を考えると、医療や介護のサポート体制は大切なチェックポイントです。
夜間や緊急時に医師が対応できるか
看護師が常駐しているか
リハビリ専門職(理学療法士など)がいるか
看取りケアに対応しているか
「今の状態」だけではなく、「これから先」を想定した準備が安心をもたらします。
6. 家族としての希望を整理しておく
施設を探すときに「すべての条件を満たす場所」を見つけることはとても難しくなります。
だからこそ、優先順位をつけておくことが大切です。
食事を楽しみにしてほしい → 栄養や献立を重視
認知症が進んでいる → 専門ケアの実績を重視
リハビリでできることを増やしたい → 専門職の有無を重視
家族で話し合い、どんな暮らしを望むのか整理しておきましょう。
7. 相談できる窓口を活用する
施設探しを家族だけで抱えると、どうしても情報が偏りがちです。
地域包括支援センター
ケアマネジャー
市区町村の高齢者相談窓口
こうした公的な窓口を利用すると、助成制度や地域の情報を得られます。
第三者の意見を取り入れることで、より客観的な判断ができるようになります。
8. 施設見学で質問したいこと
見学の際は、あらかじめ質問を準備しておくと情報の取りこぼしを防げます。
入居者の平均介護度や年齢層
夜間対応の体制
医療機関との連携内容
食事の工夫や制限への対応
入浴の回数や方法
面会時間や制限の有無
職員の配置人数
別途料金がかかる対応や処置
退去になるケース(長期入院時など)
細かい部分を聞くことで、その施設の「本当の姿」を知ることができます。
9. 入居前に準備しておきたいこと
施設が決まったら、スムーズに生活を始められるよう準備を整えましょう。
必要書類:診断書、介護保険証、健康保険証、印鑑など
衣類:下着やパジャマ、洗濯回数に合わせた着替え
日用品:歯ブラシ、タオル、靴、室内履きなど
思い出の品:写真や小物など、安心感を与えるもの
お小遣いの管理方法:日用品や理美容代の支払いに備える
また、緊急時の対応や家族への連絡体制を施設と共有しておくと安心です。
まとめ
介護施設を選ぶことは、本人にとっても家族にとっても大きな決断になります。
種類や費用、立地、雰囲気、医療体制など、複数の観点からじっくり比較することで「ここなら安心できる」と思える場所に出会える可能性が高まります。
焦らず情報を集め、実際に足を運んで確かめ、そして家族みんなで納得できる選択をしていきましょう。
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