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自宅介護と介護施設、それぞれの違いとは?【ご家族向け】

  • firstcare1
  • 7月15日
  • 読了時間: 5分


自宅介護と介護施設、それぞれの違いとは?【ご家族向け】

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介護を担う家族が知っておきたいポイント

高齢の家族の介護が必要になったとき、「このまま自宅で介護を続けていくべきか」「施設での生活も選択肢に入れるべきか」と悩む方は多いのではないでしょうか。

どちらにも良いところや気になる点があり、選ぶ際には本人の希望だけでなく、家族の生活や体力的・精神的な負担も考慮する必要があります。

本記事では、自宅介護と介護施設のそれぞれの特徴や違いをわかりやすくまとめました。

家庭にとって無理のない介護のかたちを考えるきっかけになれば幸いです。



自宅介護の特徴


◎ メリット

  • 住み慣れた場所で安心して過ごせるこれまでと変わらない環境で過ごせることは、本人にとって大きな安心感につながります。生活リズムも保ちやすく、混乱やストレスを感じにくい傾向があります。

  • 家族とのふれあいの時間が保てる同じ空間で過ごすことで、日々のちょっとした会話やふれあいが自然に生まれます。家族との関係がより深まるという声も多く聞かれます。

  • 住環境を整えやすい介護保険を使って、手すりの設置や段差の解消などの住宅改修ができるため、自宅の安全性を高めながら介護しやすい環境を整えることが可能です。

△ デメリット

  • 家族の負担が大きくなりやすい食事や入浴、排せつなどの日常的な介助だけでなく、夜間の対応や通院の付き添いなども含めると、時間的にも体力的にも負担がかかります。

  • 医療的なケアには限界がある訪問看護などの在宅サービスはありますが、緊急時の対応や常時の医療管理が必要な場合には不安が残ることもあります。

  • 仕事や育児との両立が難しいことも介護をしながら働いている方にとっては、両立が大きな負担になることがあります。介護離職や精神的な疲れの問題も深刻です。



介護施設の特徴

主な施設の種類と特徴

施設名

特徴

対象者

特別養護老人ホーム(特養)

公的施設で費用が抑えられる。要介護3以上が原則。

常時介護が必要な高齢者

介護付き有料老人ホーム

民間運営で、医療・介護・生活支援が一体的に提供される。

要介護1以上

グループホーム

認知症の方を対象とした少人数制の共同生活施設。

要支援2〜要介護5で認知症と診断された方

介護老人保健施設(老健)

医師・看護師・リハビリ職が常駐。在宅復帰を目指す中間施設。

入院治療を終え、リハビリが必要な方


介護施設にはさまざまな種類がありますが、ここでは主に「特別養護老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」「グループホーム」などに共通する基本的な特徴をご紹介します。


◎ メリット

  • 24時間体制での安心したサポート介護職員や看護師が常駐しており、日々のケアはもちろん、急な体調の変化にも対応できる体制が整っています。

  • 家族の介護負担が軽くなる食事や排せつ、入浴などの介助は施設が担ってくれるため、家族は精神的なゆとりを持って見守ることができます。

  • 生活リズムが整い、交流の機会もある日中はレクリエーションや他の入居者とのふれあいがあり、孤独感の軽減にもつながります。

△ デメリット

  • 費用がかかることがある入所一時金や毎月の利用料など、施設の種類やサービス内容によって費用に差があります。事前にしっかり確認することが大切です。

  • 新しい環境に慣れるまで時間が必要知らない場所での生活がはじまることに、不安や戸惑いを感じる方もいます。

  • すぐに入所できない場合も特別養護老人ホームなどは人気が高く、空きが出るまでに長い時間がかかることもあります。



どちらを選ぶ?考えるためのポイント

どちらの方法が良いかは、本人の状態やご家族の状況によって異なります。

以下の表を参考に、家庭に合った選択を考えてみましょう。

比較項目

自宅介護が向いているケース

介護施設が向いているケース

本人の希望

自宅で安心して過ごしたい

介護や医療のサポートを受けたい

要介護度

比較的軽度(要介護1〜2)

要介護3以上や医療ケアが必要

家族の体制

介護の時間や体力に余裕がある

共働き・一人での対応が難しい

経済状況

自宅の改修やサービス利用で対応可能

月額利用料などを継続的に支払える






介護の選択は“段階的”でも大丈夫です

介護の形を決めるとき、「自宅で介護を続けるべきか、それとも施設にお願いすべきか」と悩まれる方は多くいます。

ですが、介護の選択は一度きりの決断で終わるものではありません。

本人の状態やご家族の状況は時間とともに変化していくものなので、その時々に合った方法を少しずつ選び直していくことが大切です。


たとえば、最初は自宅で介護をしながら、デイサービス訪問介護といった在宅の支援を活用し、必要に応じて短期入所や施設入所も視野に入れるというように、段階的に対応していくことも十分可能です。


迷ったときは、専門家への相談を

介護の選択は、本人だけでなく、家族の生活にも大きく関わることです。

どちらか一方が正解というわけではなく、それぞれの家庭に合った“ちょうどよい”形を見つけていくことが大切です。

地域包括支援センターケアマネジャーなどの専門家に相談すると、介護保険サービスの使い方や制度のこと、施設の種類や空き状況など、具体的な情報を得ることができます。

迷ったときや不安を感じたときには、ぜひ一人で抱え込まず、専門機関を頼ってみてください。


お困り事はご相談ください!

有限会社ファーストケアでは、福祉用具のレンタル・販売から、バリアフリーリフォームまで、ご家族の暮らしに寄り添ったご提案を行っております。

もし、「自宅に手すりをつけたい」「段差をなくしたい」「使いやすい福祉用具を探している」など、住まいや生活に関するお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

「こんな小さなこと相談してもいいのかな?」と思うことでも大丈夫です。

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