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家族を支える!介護用具の選び方と活用法

  • firstcare1
  • 11月1日
  • 読了時間: 5分
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家族の介護をもっと楽に、もっと安心に


親の介護を自宅で始めたばかりの方、長年ご家族を支えてきた方……。

それぞれ違った悩みや戸惑いがあると思います。


 「安全に過ごしてほしい」「少しでも負担を減らしたい」


そんなとき、頼りになるのが「介護用具」です。


この記事では、介護を担うご家族の方に向けて、介護用具の選び方や活用法をわかりやすく解説していきます。

道具の力を借りて、介護を「つらい時間」から「安心して続けられる時間」へと変えていきましょう。




介護用具とは?「道具」ではなく「介護のパートナー」


「介護用具」とは、介護を必要とする方の生活を支え、介護をする側の負担を減らすことを目的とした、さまざまなサポートアイテムのことを指します。


代表的なものには以下のような種類があります:


用具の種類

主な例

移動補助

手すり、歩行器、スロープ、車いす

入浴・トイレ関連

入浴用いす、ポータブルトイレ、シャワーチェア

寝具・生活支援

介護ベッド、マットレス、床ずれ防止用具

移乗用具

介護リフト、スライディングボード


これらの用具を適切に選び、日々の生活に取り入れることで、ご本人の「できること」が増え、家族の介護負担も軽くなっていきます。




介護用具がもたらす3つのメリット


1. 身体的な負担の軽減

特に多いのが「腰への負担」。

中腰の姿勢で介助を繰り返すうちに、慢性的な腰痛に悩む方も多くいます。

介護ベッドや移乗補助具を使えば、持ち上げる動作そのものを減らせるため、身体の負担が大きく軽減されます。


2. 精神的な安心感

「もしも転倒したら…」「上手に介助できなかったら…」といった不安は、精神的なストレスにつながります。

手すりや歩行器などの福祉用具は、そんな不安を取り除く“安心材料”になります。


3. 介護される側の自立支援

介護用具の目的は、決して“介護の代わり”をすることではありません。

適切な用具は、ご本人が「自分でできた!」と感じられる機会を増やし、自立をサポートします。

これは介護の負担軽減だけでなく、ご本人の生活意欲にもつながります。




家族が気をつけたい介護用具の選び方


介護用具を「とりあえず便利そうだから」と選ぶのは実は危険です。


以下のステップを踏むことで、より満足度の高い選定が可能になります。


● ステップ1:生活動作の“つまずきポイント”を確認

  • ベッドから起き上がるときに苦労していないか?

  • トイレまでの移動が危なくないか?

  • 入浴時に転倒の危険がないか?

日常の「ちょっと不便」がある場所を見つけ、それに対応する用具を探しましょう。


● ステップ2:自宅に合ったサイズや設置方法をチェック

  • 手すりは壁に取り付けられるのか?

  • ベッドやトイレのスペースに余裕があるか?

  • 家族が介助しやすい位置になっているか?

設置後の使いやすさまでイメージして選ぶことが大切です。


● ステップ3:本人の好みや性格も考慮する

例えば、歩行器のデザインや素材、色などは意外に重要。

ご本人が「これなら使ってもいいかな」と思えるかどうかも、長く使うためのカギになります。



福祉用具選びを成功させる5つのコツ


  1. ケアマネージャーと連携をとる介護保険の対象用具かどうか、レンタルと購入の判断など、専門家の視点が欠かせません。


  2. まずはレンタルから試す特に使い勝手が不安な用具は、購入前にレンタルで試してみるのが安心です。


  3. 介護用具専門相談員に見てもらう設置の高さや安全性についてプロの意見をもらえると、より安心して導入できます。


  4. 定期的に見直す「使いづらいまま何となく置いている」というケースもよくあります。月に一度は使用状況をチェックしましょう。


  5. 家族の介助しやすさも重視ご本人の使いやすさだけでなく、介助する側の「動きやすさ」や「力のかけやすさ」にも配慮することが、負担軽減のカギになります。



よくある悩みとその対策


悩み1:サイズが合わない

→ 導入前に「使う人の身長」「部屋の広さ」をしっかり測っておきましょう。


悩み2:使い方が分からない

→ 必ず業者やケアマネージャーから使用説明を受け、家族全員で理解しておくことが大切です。

悩み3:環境と用具が合わない

→ 床材の変更や段差解消など、用具と住環境をセットで見直しましょう。



まとめ|介護は「道具に頼る勇気」から始まります


「自分たちの力だけで何とかしなければ」と思い詰める必要はありません。

介護用具や福祉用具を上手に活用することは、「家族みんなが笑顔で過ごすための選択肢」のひとつです。


日々の小さな負担を少しずつ軽くし、介護される方も、する側も、心に余裕のある暮らしを目指してみませんか?


必要なサポートやアドバイスが欲しい場合は、ケアマネージャーや福祉用具取扱事業者に相談してみましょう。

地域によっては、用具の体験会や展示会なども開催されていますので、実際に手に取ってみるのもおすすめです。


お困り事はご相談ください


有限会社ファーストケアでは、福祉用具のレンタル・販売から、バリアフリーリフォームまで、ご家族の暮らしに寄り添ったご提案を行っております。


もし、「自宅に手すりをつけたい」「段差をなくしたい」「使いやすい福祉用具を探している」など、住まいや生活に関するお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。


「こんな小さなこと相談してもいいのかな?」と思うことでも大丈夫です。

私たちが、ご家族の笑顔をサポートいたします!






 
 
 

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