ケアマネジャー必見!認知症ケアのための実践的アプローチ
- firstcare1
- 2025年12月1日
- 読了時間: 4分

認知症の方と関わる中で……
「本人の気持ちがつかめない」「家族との温度差に悩む」「これでいいのか迷う」
そんなふうに感じたことはありませんか?
ケアマネジャーは、本人と家族、そしてサービス提供者の間をつなぐ大切な存在。
特に認知症ケアでは、日々のちょっとした関わり方や視点が、大きな支援の差につながることもあります。
今回は、現場で役立つ実践的なアプローチをご紹介します。
迷ったときのヒントとして、ぜひお役立てください。
認知症ケアの出発点:「できないこと」より「できること」に目を向ける
認知症の進行とともに、生活の中でできないことが増えていくのは自然なこと。
でも、認知症ケアで最も大切なのは、「その人らしさ」を見失わないことです。
「その人に今できること」や「これまで大切にしてきたもの」に目を向けることが、尊厳を守るケアの第一歩になります。
たとえば――
◎ 料理が得意だった方には、野菜を洗ってもらう◎ 教員経験のある方には、新聞の音読をお願いする◎ 園芸好きな方には、鉢植えの水やりを頼んでみる
このように、”過去の生活歴や価値観をふまえた「役割づくり」”を通じて、本人の自信や生活の意欲を引き出すことができます。
日々の関わりで意識したい4つの実践ポイント
1. 否定より共感を。「その人の世界」を大切にする
認知症の方が話す内容が現実と違っていても、訂正することが常に最善とは限りません。
例えば、「お母さんに会いに行かなくちゃ」と言う方には、「会いたいお気持ちが強いんですね」と気持ちに寄り添いましょう。
まずは安心感を持ってもらうことが、次のステップにつながります。
2. 声かけは、やさしく具体的に
たとえば「ここに座ってください」よりも「こちらの椅子に腰かけてみましょうか」とやわらかく誘導する方が、不安や混乱を和らげやすくなります。
また、曖昧な表現より、具体的で短い指示が効果的です。
(例:「あれを取って」ではなく「赤いコップを渡してください」など)
3. 混乱を防ぐ環境づくり
人や物の位置が分かりやすく整理されていること、室内が明るく安全であることは、認知症ケアの基本です。
・ 室内の案内表示に絵や写真を使う・ 私物の置き場所を統一する・ 危険な場所(階段、キッチンなど)には簡単な目印をつける
このような「わかりやすさ」や「安心感」に配慮した住環境を整えることも、ケアマネジャーの重要な視点のひとつです。
4. 「できた」経験を積み重ねる
小さなことでも「自分でできた」「役に立った」という成功体験は、認知症の進行を緩やかにし、生活の活力を生み出します。
ケアプランの中にも、「小さな目標」「達成感のある活動」を意識的に組み込むとよいでしょう。
ご家族との関係づくりも丁寧に
認知症介護では、ご家族の戸惑いや不安にも目を向けることが大切です。
「言ってもわかってもらえない…」「怒鳴られてばかりでつらい…」
そんな声に対しては、認知症の特性をわかりやすく説明しながら、「ひとりで抱え込まなくていいんですよ」と安心を届けましょう。
・ 家族会や相談窓口の紹介・ 短期入所やレスパイトサービスの提案
など、ご家族へのサポートもケアマネジャーの大切な役割です。
「連携」がカギ!チームで支える認知症ケア
認知症のある方を支えるには、医療・介護・福祉の連携が欠かせません。
ケアマネジャーはその「つなぎ役」として、以下のような調整力が求められます。
・ 訪問看護師と服薬状況を共有・ デイサービス職員から日中の様子をフィードバック・ 主治医と症状の進行や薬の影響を確認
「情報の橋渡し」がスムーズになることで、より質の高い支援が可能になります。
最後に:あなたの関わりが、安心を生み出す
認知症ケアに正解はありません。
でも、「その人のことを大切に思う気持ち」は必ず届きます。
「今日はうまく関われなかったかも…」
そう思う日があっても大丈夫。
大切なのは、目の前の一人にまっすぐ向き合おうとするその姿勢です。
ケアマネジャーとしての経験や視点を活かしながら、一歩ずつ、ゆっくりと。
本人にもご家族にもやさしいケアを一緒に続けていきましょう。
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