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車椅子対応の住宅リフォームで快適なくらしを実現

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更新日:2月22日




住宅のリフォームを考えるタイミングや状況は様々です。


  • 家の構造や設備の老朽化

  • ライフスタイルの変化(子供の成長や親の同居など)

  • 断熱材や太陽光パネルの設置などのエネルギー効率の向上


そんな中、なかなか優先順位が上がらないのがバリアフリーのリフォームです。

リフォームを考えるタイミングでバリアフリーの要素も視野に入れてみませんか?


本記事では、バリアフリーのリフォームの中でも車椅子対応のリフォームに焦点を当ててご紹介したいと思います。


1. なぜ「車椅子対応」なのか


(1) 車椅子を利用する高齢者の割合

車椅子を使用している高齢者の数が年々増加しているのはご存知でしょうか。

国土交通省の調査では、平成21年から平成30年にかけて、車椅子を使用している身体障害者の数は横ばいなのに対し、車椅子を使用している85歳以上の高齢者が約427万人も増加していることがわかっています。

(参照元:国土交通省 令和2年10月 総合政策局 安心生活政策課 車椅子使用者用便房等の利用者に関する統計データの整理https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/content/001367708.pdf


今後も少子高齢化で車椅子の使用者増加が予想される中、車椅子の使用が必要になったからといって、即介護施設に入所!というわけにはいかない可能性が高くなるでしょう。

車椅子を使用すれば日常生活が可能なのであれば、自宅で生活できるに越したことはないですよね。


(2) 車椅子に対応させる=住宅のバリアフリーの最上級

車椅子対応かどうかの基準は、その「幅」にあります。

車椅子の幅を知らなくても、人が椅子に座り、両サイドに車輪がついていて、自分で押す場合は肘を張るため、それなりに広さが必要なのは想像に難くありません。

車椅子の幅に関する基本的な情報は、日本工業規格(JIS)によって規定されています。

この規格によれば、車椅子の全幅は700mm以下、全長と全高は1200mm以下とされています。


また、車椅子にはさまざまな種類が存在し、それぞれの用途に合わせた設計がされています。

室内用の車椅子のサイズは、小さいものでも幅が50cm近くあります。そのため、廊下の幅としては90cm以上あることが理想といえます。

日本の家屋の廊下の幅の基準は尺貫法で3尺(約91cm)です。

充分なスペースがあるのでは?と思われるかもしれませんが、これはあくまでも柱から柱までの幅で、そこに壁材や壁紙の厚さが加わり、実際には80cmにも満たないことが多いのです。


車椅子に対応させることで廊下の幅やトイレの室内空間が拡張されます。充分な空間の確保は、介助者が介助をする際の助けになります。

他に、車輪が滑らないための床材や手すりの設置は歩行時の転倒防止になります。また、ドアを引き戸にすることで、ドアの開閉を最低限の力で行うことができます。

このように、車椅子対応のバリアフリーにすることで、通常のバリアフリーに必要な要素を殆どカバーすることができるのです。


2. 車椅子対応のバリアフリーにするメリット・デメリット


リフォームにはメリット・デメリットがあります。メリットだけでなく、デメリットを把握しておくことはリフォームにおいてとても重要なことです。


(1)車椅子対応のバリアフリーにするメリット

必要に迫られる前に、体力や金銭面に余裕のあるうちにリフォームを行うことには、たくさんのメリットがあります。


  • 汎用性のある動線

    段差をなくしたり、広い通路を確保することで、車椅子でなくても要介護となった時に、介護者が移動やトイレなどの介助をしやすくなります。

  • 安全性の向上

    滑りにくい床材や手すりの設置などにより、車椅子はもちろん、歩行時の転倒や事故のリスクを減少させることができます。

  • 生活の質の向上

    車椅子でも自宅で生活できることで、精神的な満足感や生活の質を向上させることができます。

  • 将来的なニーズへの対応

    高齢化社会において、将来的に必要となる可能性が高いバリアフリー対応を今のうちに整えておくことで、長期的な安心感を得られます。

  • 資産価値の向上

    バリアフリー対応の住宅は、需要が高まっているため、将来的に売却する際の資産価値が向上する可能性があります。


(2) 車椅子対応のバリアフリーのデメリット

バリアフリー対応住宅に対するデメリットは少ないですが、リフォームを行うこと自体のデメリットがいくつかあります。


  • コストがかかる

    リフォームを行うには当然費用がかかります。通常のリフォームに比べ、車椅子対応にすることでその費用は増加することが予想されます。

  • 工事の手間

    リフォームの工事中は生活空間が制限されるため、住環境が一時的に不便になります。

  • 車椅子の使用がない場合がある

    必ず高齢化によって車椅子が必要になるとは限らないため、実際に車椅子の使用の機会がない場合があります。

  • 専門業者の選定

    車椅子対応のバリアフリーの工事には、専門的な知識が必要なため、適切な業者を選ぶことが重要です。

メリットとデメリットをよく吟味し、優先順位を考えながら必要なリフォームを選ぶことが重要です。しかし、適切なリフォームの内容を選ぶことは、専門的な知識がないと、やはり難しいでしょう。


まとめ

住宅のリフォームにはコストや工事の手間がかかります。その代わり、将来的なニーズに対応し、車椅子でなくてもストレスの少ない生活を送ることができ、資産価値を高めることもできます。

自宅で長く快適な生活をするために、バリアフリーは欠かせないものになってきています。せっかくバリアフリーのリフォームを行うなら、車椅子対応のバリアフリーも視野に入れてみてはいかがでしょうか。


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