次世代省エネ建材の実証支援事業とは?〜2025年度の募集に向けた完全ガイド〜
- firstcare1
- 3月1日
- 読了時間: 6分
更新日:5月16日

「暖房をつけても部屋がなかなか暖かくならない...」
「夏はエアコンをつけてもムシムシして過ごしにくい...」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、「次世代省エネ建材の実証支援事業」です。
この制度は、最先端の断熱技術を活用したリフォームに対して、最大400万円の補助金が支給される制度です。
「断熱リフォームに興味はあるけど、費用が気になる」という方にとって、費用負担をグッと軽減できるチャンスになります。
2025年度の募集に向けて、今から準備を始めておくとスムーズに進められます。
本記事では、制度の内容から申請準備のポイントまで、できるだけわかりやすくご紹介します。
【目次】
1. 次世代省エネ建材の実証支援事業とは?
この制度は、築年数が経過した住宅の断熱性能を高めることを目的とした補助金制度です。
築年数が20年以上の住宅では、断熱性能が不足している場合が多いため、こうしたお住まいの方には特におすすめの制度です。
【制度利用のメリット】
次世代省エネ建材の実証支援事業には、次のようなメリットがあります。
住まいの快適性が向上 断熱性能が高まることで、冬の寒さや夏の暑さを軽減できます。これにより、冷暖房の使用回数が減り、家の中を快適な温度に保ちやすくなります。
光熱費の節約 冷暖房の効率がアップすることで、エアコンや暖房の使用量が減り、結果的に光熱費の節約が期待できます。
カビや結露の防止 断熱性能の向上により、結露が発生しにくくなり、カビやダニの発生を抑えられます。
補助金で費用負担を軽減 断熱リフォームは費用がかかりますが、この制度を利用すれば、最大400万円の補助金が支給されるため、負担が軽くなります。
2. 補助の対象となる条件
「次世代省エネ建材の実証支援事業」を利用するには、以下の住宅条件や工事内容の条件を満たす必要があります。
【1. 対象となる住宅の条件】
次の条件をすべて満たしている住宅が対象です。
既存住宅であること(新築は対象外)
個人の住宅または集合住宅であること
築20年以上の住宅が特に推奨される (築年数が浅い住宅でも、断熱性能が不足していると判断されれば対象になる可能性あり)
住戸の居住スペースが対象 (物置や車庫など、居住目的でない空間は対象外)
【2. 対象となる工事の条件】
次の条件をすべて満たすリフォーム工事が対象となります。
断熱性能の向上が目的であること
指定された次世代省エネ建材を使用すること
省エネ効果が数値で確認できること (改修前後の光熱費データが求められる場合があります)
一定の施工面積以上であること (例えば、外壁断熱なら一定面積以上の施工が必要)
【3. 申請者の条件】
補助金を申請できるのは、以下のいずれかの方です。
住宅の所有者
リフォーム工事を行う施工業者(施主の委任を受けた場合)
※ご自身での申請が難しい場合は、信頼できるリフォーム業者に相談し、代理申請を依頼するのがおすすめです。
【4. その他の注意点】
他の補助金制度と併用できない場合があるので、事前に確認が必要です。
工事完了後の実証データの提出が求められることが多いため、光熱費のデータはしっかり保管しておきましょう。
申請期間内に工事を完了する必要があるため、スケジュール管理が重要です。
3. 補助の対象となる建材とその特徴
「次世代省エネ建材の実証支援事業」では、最先端の省エネ建材が補助の対象になります。
【主な対象建材と特徴】
建材の種類 | 特徴 | おすすめの設置場所 |
真空断熱パネル | 薄くても断熱効果が高く、狭いスペースでも設置できる | 壁や床下、天井など |
蓄熱建材 | 日中の熱をためて、夜間に放出し寒暖差をやわらげる | リビングや寝室など |
調湿建材 | 湿度をコントロールし、カビや結露を防ぐ | 収納スペースや寝室など |
遮熱塗料 | 屋根や外壁に塗ることで、夏場の熱を軽減する | 屋根や外壁 |
高性能窓ガラス・サッシ | 気密性と断熱性能が高く、窓際の寒さや結露を軽減 | 窓やサッシまわり |
4. 補助金の詳細
次世代省エネ建材の導入には費用がかかりますが、補助金を活用すればその負担を軽くできます。
【補助金額の目安】
工事区分 | 戸建住宅 | 集合住宅 | 補助率 |
外張り断熱(外断) | 最大400万円/戸 | 対象外 | 1/2以内 |
内張り断熱(内断) | 最大200万円/戸 | 最大125万円/戸 | 1/2以内 |
窓断熱(窓断) | 最大150万円/戸 | 対象外 | 1/2以内 |
5. 2025年度の募集に向けた準備手順
「次世代省エネ建材の実証支援事業」は毎年人気があり、募集枠が早めに埋まることもあります。
2025年度の申請に向け、次の5つの準備を進めておくと安心です。
【1. 住宅の現状確認】
まずはご自宅の状況を確認してみましょう。
築年数の確認(築20年以上の場合、断熱性能が不足している可能性が高い)
窓・壁・床・天井の断熱状況(結露や冷暖房効率の低下があれば要検討)
光熱費のデータ確認(過去1年分のデータがあると、リフォーム効果の検証に役立ちます)
【2. リフォーム計画の立案】
しっかりした計画を立てることで、スムーズに進められます。
リフォーム箇所の選定(「窓の断熱」「外壁の断熱」など)
使用する建材の選定(補助金対象の高性能建材)
スケジュールの策定(申請期間や工事スケジュールの確認)
【3. 必要書類の準備】
申請には次の書類が必要になります。
住宅の登記簿謄本(住宅の所有者情報の確認)
リフォーム計画書(設計図や使用する建材の説明資料)
光熱費の使用量データ(リフォーム後の効果検証に使用)
見積書や工事契約書(補助金額の算定に使用)
【4. 最新情報の確認】
この制度は毎年内容が変わる可能性があるため、こまめに情報をチェックしましょう。
対象建材の追加や変更
補助金額や条件の見直し
申請受付期間の調整
6. 断熱リフォームの相談先は?
「次世代省エネ建材の実証支援事業」は、断熱リフォームを検討している方にとって大きな助けになる制度です。
費用負担を軽減しつつ、快適で省エネな住環境を実現するために、この制度をぜひご活用ください。
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