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介護保険を利用した住宅改修の進め方

  • firstcare1
  • 2024年3月15日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年12月27日



介護が必要な方を自宅でサポートするには、安全な住環境が不可欠です。

しかし、自宅を介護向けに改修するとなると、何から始めたら良いのか、費用や手続きについて不安を感じる方も多いでしょう。

そこで今回は、介護保険を利用した住宅改修の進め方について詳しくご紹介します。

住宅改修を計画している方が、安心して手続きを進められるよう、具体的な方法や支援制度について解説します。



介護保険を利用した住宅改修とは?

介護保険の対象者は?

介護保険は、高齢者だけでなく、要介護認定を受けた方が利用できる制度です。

高齢者に限らず、身体障害者や疾患により介護が必要な方も介護保険の対象となります。

要介護1以上の認定を受けた方が、自宅で生活を続けるために必要な住宅改修費用の一部を補助する制度です。


どんな住宅改修が補助対象になる?

介護保険を利用できる住宅改修には、いくつかの条件があります。

一般的に、次のような改修工事が補助対象となります。


手すりの設置 動時や立ち上がりをサポートするため、廊下や階段、浴室などに手すりを取り付けます。


段差解消 玄関や室内の段差をなくし、つまずきによる転倒を防ぐ改修です。


滑りにくい床材への変更 浴室や廊下に滑りにくい素材を使用し、転倒リスクを軽減します。


扉の交換 開閉しやすい引き戸や、車椅子でも通れる幅の広い扉に交換します。


また、トイレや浴室の改修も対象になる場合があります。

こうした改修を行うことで、介護が必要な方の自立を促し、介護者の負担も軽減されます。


住宅改修の補助金と費用負担

介護保険では、最大で20万円までの住宅改修費用が補助されます。

改修費の90%が介護保険でカバーされるため、自己負担はわずか10%で済みます。


例えば、改修費が20万円の場合、自己負担額は2万円です。

費用の面で不安を抱えている方も、こうした制度を利用することで大きな負担を避けることができます。



住宅改修を行う際の手続きと流れ


事例:70代の母親を介護するAさんの場合

Aさん(45歳)は、70代の母親が要介護2の認定を受けたことをきっかけに、自宅での介護を始めました。

母親は足腰が弱くなり、階段の上り下りや浴室での転倒リスクが心配されました。


Aさんは、母親が安心して暮らせるように、手すりの設置や浴室の改修を計画していました。

しかし、どこから手をつけたらよいのか、かけられる費用にも限りがあるため悩んでいました。

このような場合、まずはケアマネージャーに相談し、母親に必要な改修箇所を見定めることが重要です。

次に、介護リフォームを専門にしている業者に依頼し、見積もりを取りながら計画を立てていきます。

介護保険の申請が承認されると、実際の工事を進めることができます。



住宅改修の進め方


ケアマネージャーへの相談

ケアマネージャーは、介護が必要な方の状態を把握し、どの改修が必要かをアドバイスしてくれます。 介護保険の申請手続きもサポートしてもらえるため、まずは専門家に相談しましょう。


業者の選定

住宅改修を行う際は、介護リフォームの専門業者に依頼することが重要です。 業者選びでは、過去の実績や口コミを確認し、複数の業者から見積もりを取り比較すること安心です。


介護保険の申請手続き

ケアマネージャーと業者の協力を得ながら、介護保険の申請を行います。 申請が承認され次第、工事を進めることができます。



自宅介護のための住宅改修のメリット

住宅改修を行うことで、介護が必要な方と介護者の双方に多くのメリットがあります。

以下の施策を組み合わせることで、より安心して生活できる環境を整えましょう。


転倒リスクの軽減

段差を解消し、滑りにくい床材に変更することで、移動時のつまずきや転倒リスクを減らせます これは、日常的に歩行が不安定な方にとって重要な改修です。


自立した生活のサポート

手すりの設置や浴室の改修は、介護が必要な方が自力で移動したり、入浴したりできるようにサポートします。 これにより、介護者の負担も軽減され、介護が必要な方の尊厳をひとつでも多く守ることができます。


安全性の向上 浴室内の段差の解消や、手すりの設置、廊下の足元を照らす照明を設置することで、転倒リスクを大幅に軽減できます。 こうしたリフォームによって安全性が向上し、介護が必要な方だけでなく、介護者も安心して介護に専念できます。


生活の質の向上

介護が必要な方が自宅で快適に過ごせるよう、適切な住宅改修を行うことによって生活の質が向上します。 安全な環境が整うことで、家族全体の安心感も増し、ストレスが軽減されます。



安心して住宅改修を進めるために


介護保険を活用した住宅改修は、介護が必要な方が自宅で安全に過ごせる環境を整えるために欠かせません。

手すりの設置や段差解消といった基本的な改修から、浴室やトイレのリフォームまで、多岐にわたる工事が可能です。


有限会社ファーストケアでは、こうした介護リフォームに関するご相談から、最適なプランをご提案いたします。

介護保険の手続きから工事の進行まで、専門的なサポートを提供しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。







 
 
 

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